大手コンサル会社は大学生の就職活動でも人気がある。東京大学を筆頭に、日本を代表する有名大学の学生の応募も多い。それ自体はとてもうれしいことだ。しかし、どんなに偏差値が高く、有名大学の学生でもコンサルには向かない人材がいる。(リポタ株式会社代表取締役、経営コンサルタント 中野豊明)
ダイヤモンド・オンラインで2021年2月4日に配信した記事を再配信します。
有名大学出身者でも
コンサルの適性がない学生
早いもので2021年も最初の月が替わった。コロナ禍以前であれば、コンサル各社は、ちょうど今ぐらいの時期に新卒採用のピークを迎える。
コンサル業界に限らず、今年の就活生のみなさんには、困難が予測されるが、限られた活動期間の中で十分な準備をし、自分の目指すキャリア形成に向けた最初の一歩を踏み出してもらいたものだ。
以前の記事(「コンサルを目指す就活生の面接で、試験官の私が衝撃を受けた出来事」)で、就活生の多くが面接の際に、ネットから収集したと思しき画一的なコメントをしたことに驚いたと書いたが、今回はもう少し踏み込んで、たとえ有名大学の学生だったとしても「コンサルとして適性が足りない」と判断されるケースについてお話ししたい。