JR東日本の鉄道全体は1707億円の黒字
だけどローカル線は757.7億円の赤字!
JR東日本の運輸事業の営業損益は、22年度は240億円の赤字だったが、23年度は鉄道運輸収入が増加したことにより1707億円の黒字だった。一方で、36路線・72区間の赤字ローカル線は合計で757.7億円もの営業損失を出しており、存在そのものが経営上の重荷となっているのは間違いない。
赤字ローカル線の多くは、鉄道の強みである「速達」「多量輸送」を発揮できておらず、ユーザー離れによってさらに赤字が膨らむ悪循環に陥っている。国もこういった事態を黙って見ている訳にもいかず、鉄道存続に固執しない、持続可能な地域公共交通の再構築(バス転換など)を目指す「再構築協議会」の設置を認めた。現在、JR西日本管内の芸備線の一部区間について、国土交通省が自治体とJRを取り持ち協議が進んでいる。
今後の話し合いの内容によっては、路線の一部廃止・バス転換なども視野に検討が進む可能性がある。その芸備線を含む、JR西日本管内の「営業係数ワーストランキング」も併せてチェックしてほしい。
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現在、JR西日本管内の芸備線の一部区間で鉄道廃止・バス転換に向けて、国土交通省が自治体とJRを取り持ち協議が進んでいる。
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現在、JR西日本管内の芸備線の一部区間について、国土交通省が自治体とJRを取り持ち協議が進んでいる。今後の話し合いの内容によっては、路線の一部廃止・バス転換なども視野に検討が進む可能性がある。
(2024年11月13日 9:00 ダイヤモンド編集部)