いよいよ著者との初対面!
会う場所はどこがベストか

 せっかく思いついた企画が、著者と連絡が取れないことで断念せざるを得ないのは少し残念な気もするが、そもそも返信がないということは、乗り気でない可能性もある。

 スムーズに仕事を進めることを考えると、早めに気持ちを切り替えるのもひとつの手だ。さて、上手くアポ取りができたとして、次は実際に対面することになる。

 著者と初めて会う時には、編集部に来てもらうこともありますし、先方の指定する場所に伺うこともあります。僕はホームとかアウェイとかは気にしないタイプなので。

 著者によっては、どんな編集部なのか見たいという人もいるし、信頼感を得てもらうためにも、こちらにしてもできれば編集部に来てもらえるほうがいいですね。

 僕のほうから伺う場合は、著者の普段の生活の雰囲気がわかるというメリットがあります。だいたい30分前には、待ち合わせ場所の最寄り駅に着いて、あたりをプラプラと散歩します。知らない街を歩くのが楽しいというのもあるし、リラックスもできます。

 それに、街の雰囲気を見ておくと、著者に会った時に「ちょっと早く着いてあたりを見て回ってたんですけど、あのお店ってどういうお店なんですか?」とか「この街って北口と南口、どう違うんですか?」とかって話題の引き出しになるのでオススメです。長い仕事の付き合いになるので、著者の住んでいる街を知っておいて、話題を転がせるくらいのほうが、いい関係になります。