旧ジャニ出場ゼロ&YOASOBIもAdoも出ない…悪材料ばかりの「紅白」は“歴代ワースト視聴率”更新の可能性写真はイメージです Photo:PIXTA

 11月19日、2024年の大みそかに放送される「第75回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が発表された。

 この日発表された出場歌手は「紅組」と「白組」を合わせて計41組。 初出場を決めたのは、「紅組」は女性11人組グループ「ME:I(ミーアイ)」、韓国の5人組ガールズグループの「ILLIT(アイリット)」、昨年9月に配信した『晩餐歌』が大きな反響を呼んだ高校1年生のシンガー・ソングライターのtuki.の3組だった。

 一方の「白組」は、元「King&Prince」の平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太によるグループ「Number_i(ナンバーアイ)」、5人組ボーカル&ダンスグループ「Da-iCE(ダイス)」、1月にリリースした『Bling-Bang-Bang-Born』がヒットしたHIPHOPユニット「Creepy Nuts(クリーピーナッツ)」、ドラマ主題歌の『幾億光年』がヒットした男性3人組バンド「Omoinotake」、韓国の5人組ボーイズグループ「TOMORROW X TOGETHER(TXT)」、演歌歌手・新浜レオン、俳優・菅田将暉の実弟で『はいよろこんで』がヒット中のマルチクリエーターのこっちのけんとの7組が初出場となった。

 また、今年8月に約1年半ぶりに歌手活動を再開した氷川きよしが「特別企画」で出場することも決まった。

 昨年の紅白は、旧ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて、44年ぶりに旧ジャニーズのアーティストの出場がゼロとなった。NHKは今年10月に番組での新規起用を再開する意向を表明したことから今年は“復活”が取り沙汰されていたが、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)からタレントマネジメント業務などを引き継いだSTARTO ENTERTAINMENT(STARTO社)所属アーティストは、2年連続で出場しないことが明らかになった。

 NHKは出場者の選考基準について「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」の3つの要素を中心に検討し、総合的に判断したというが、今回の選出について音楽誌のライターは語る。