その条件一致を大事にした結果なのか、妥協できなくなったのか、わからないですが、「生涯未婚率(50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合)」は、1980年頃まで5%以下だったんですけど、2020年では、男性が25.7%、女性が16.4%に達してしまっています。 

※参考:『年々上昇を続ける生涯未婚率…法的拘束に縛られない「事実婚」を選ぶワケ』https://wedge.ismedia.jp/articles/-/33831?layout=b

 よく話題になる「女性が男性に求める普通の人、といってる基準の年収などに該当する人の率が少ない」みたいなのがありますが、条件で探すと、そもそもの該当する人が少なすぎるというのがあります。

 その上で、該当する人は競争率が高いので早めに結婚してしまうのがあったりします。

 さすがに昔のことなんでいっちゃうと、僕も「リクルート社員で、年収が26歳くらいで800万円くらいあって」みたいなときに、何人もの女性から結婚を申し込まれた時期がありました。それまで女性から告白とか一切されてこなかったんですけど、その期間だけめっちゃ多かったんですね。

 これ、「僕がモテてた」とかならいいんですけど……あとでびっくりしたんですが、「条件にあう人に電話をかけて、とりあえず結婚を上から申し込んで、OKを出した人と結婚した」みたいにいっている人もいました

 なので、数年ぶりに電話がかかってきて、いきなり結婚を申し込まれるみたいなわけのわからないことが何度も起きたんです。

 これ、絶対モテてるわけじゃないですよね。条件に一致しただけです。

 自慢みたいに聞こえたら超いやなんですけど「学歴が比較的高い(早稲田大学)」「身長が179cmで高い」「年収が高い」上に、「性格が比較的よさそう(と思われやすい)」「お酒、ギャンブル、タバコなどをやらない」、とかを考えると、結構一致しちゃうんじゃないかなと。

 そんな「3高」みたいな条件、バブル期ならともかく、今の時代、古くさい考えすぎない?と思われるかもしれませんが、やはり結構影響しているという話もあります。

《2020年の国勢調査を用いて、30歳以降になると大卒以上の男性の方が高卒以下の男性よりも未婚率が低く、結婚しやすいと指摘しています。》

《1つ目は、身長が高い男性ほど婚姻率が高くなるだけでなく、離婚率も低下することがわかったのです。その影響の大きさは、身長が1%増加した場合、婚姻確率が約0.7%増加し、離婚確率が約0.2%低下するというものでした。》

※『表立って言う女性は少ないが…「高学歴」「高収入」「高身長」のうち、昔より一層強化された"結婚の条件"とは 』(プレジデント ウーマン オンライン)より

 というので、条件が一致する人に対しては、異性は好きかどうかはおいといて、迷わず結婚をアプローチする人というのは結構いるので、条件で探して一致した人と結婚したいという人は、そのくらいの覚悟が必要なのかもしれません。