90:10でもいいので、
「小さな気持ちの恩返し」をしよう
【オフィシャルHP】
http://www.matsuzawa-maki.com/
4年ほど連絡をとっていなかったCA時代のA先輩と、ランチをご一緒することになりました。
お店は先輩が探してくれることになり、人気のお寿司屋さんに予約を入れてくれたのです。
私は、もっとカジュアルに食事をすると思っていたのですが、A先輩は「萬紀と食事をするのは久しぶりだから、おいしいものを食べよう」と言って、ごちそうしてくださったのです。
忙しいA先輩が、私のために時間をあけてくれただけでも嬉しい。
そのうえ素敵なお店を予約してくれたことがありがたくて、そんな粋なことをさらりとできるA先輩に、いままで以上に憧れるようになりました。
食事に招待する場合は、「選んだお店=もてなす人の気持ち」をあらわしています。
ですから、私が相手を招待するお店を選ぶときは、「ワンランク上のお店(相手の期待を超えるお店)」を選ぶように心がけるようになりました。
社会人になると、食事をごちそうする機会も、ごちそうされる機会もあります。
このとき「おごってばかり」とか、「おごられてばかり」という一方通行の関係は、長続きしません。
どちらかに偏ってしまうと、人間関係はしだいにうまくいかなくなってしまいます。
もちろん、上司と部下、先輩と後輩、男性と女性、仕事の発注者と受注者など、お互いの立場は違うため、「50:50」のバランスを保つのはむずかしいと思います。
でも、90:10でもいいので、「小さな気持ちの恩返し」をすることなら、だれにでもできるのではないでしょうか。
それプラス、心からの「ありがとうの言葉」があれば、良い関係が続くはずです。
(※次回の「第10回の記事」は、5月13日(月)の掲載となります)
【ダイヤモンド社書籍編集部からのお知らせ】
ANA客室乗務員として12年。500万人のお客様の対応で気づいた、行動・言葉・気づかい・テーブルマナー・習慣とは?テレビ、新聞でも紹介された「100%好かれる1%の習慣」とは?
ほぼ100%に近い確率で、どんな人からも好かれるためには、「相手がどう思うか」「なにをすれば相手が喜んでくれるのか」を察する「相手を気づかう心」を持ち、それを言葉と行動に込める「習慣」を身に付けることです。ですが、その気づかいの習慣を持っている人は、わずかに「1%」でしょう。そして、やろうと思えばだれでも実行できる、たった「1%の習慣」です。
本書では、「劇的に人生を好転させた人」たちが身につけている「1%の習慣」を、39個、ご紹介いたします。
ご購入はこちらから
[Amazon.co.jp][紀伊國屋BookWeb][楽天ブックス]