誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになります!

【精神科医が教える】「仕事が楽しくない」と思っている人に考えてほしいことPhoto: Adobe Stock

仕事を楽しくないことに
しちゃうのはもったいない

今日は「仕事を楽しくないことにしちゃうのはもったいない」というお話をしたいと思います。

世の中には、「仕事はしかたなくやるもの。辛くても頑張ってやるかわりに、遊んでいるときに楽しむ」というふうに、「仕事」と「楽しみ」を切り分けて考えている人が意外と多いのではないでしょうか。

でも、これって、とてももったいないことだと思っています。

仕事が楽しくない?

一般的な働き方を考えてみると、1日8時間、週5日働いている人が多いと思いますが、1日の3分の1の時間を仕事に費やしていることになります。

寝ている時間を除けば、1日のおよそ半分の時間を仕事に費やしているわけです。

人生でこれだけ多くの時間を占める仕事が「楽しくないこと」だとしたら、どうでしょうか。自分の時間のかなりの部分が、ただ「我慢して過ごす時間」になってしまいますよね。

“小さな達成感”を味わう

もちろん、どんな仕事にも辛いことや大変なことはあります。でも、そのなかに少しでも「楽しい」と感じられる瞬間や「やりがい」を見つける工夫をしてみることはできるはずです。

自分のスキルを磨くことに目を向けたり、周囲とのコミュニケーションを楽しんだり、何かちょっとした目標を設定して“小さな達成感”を味わうこともできるでしょう。

仕事の時間を単なる義務として過ごすのではなく、自分の人生の一部として楽しむ努力をしてみてもいいのではないでしょうか。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。