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【精神科医が教える】毎日、充実している人だけが知っている1つのことPhoto: Adobe Stock

HowとWhatの違い

今日は「人生はHow」というテーマでお話ししたいと思います。これは、どのように生きるかが大切だということです。

とくに若い人は「何をしたか」「何をするべきか」というワット(What)で人生を考えがちです。

これはある意味で致し方ないことですが、実際にはどのように生きるかというハウ(How)のほうがずっと重要なのです。

人生で最も大切なこと

この2つを混同すると、「なんでこんなことをしているんだろう」と自分自身に疑問を感じたりすることが生じます。

自分が楽しく充実して生きることが、最も重要な指標であるべきです。「何をしたか」「何をするべきか」というWhatは、あくまでもHowを向上させるための手段にすぎません。

人生とは、限られた時間をいかに大切に使うかということに尽きます。人はいつか必ず死にますし、死んでしまえばそれで終わりなのです。だからこそ、Whatにこだわりすぎるのは、Howを悪化させることにつながります。

Whatはあくまでサポートする道具

Whatが意味を持つのは、それによって自分がよりよく生きて楽しめている場合だけです。考え方としてはWhatの上にHowがあるのです。

もし「何もしていない」「何もできていない」と自分を責めてしまうのであれば、そのWhatという指標は、アナタのHowをよくしていないということになります。

自分の人生をいかによく生きるかが最大の目的であり、何をすべきかというWhatの要素は、それをサポートするためのツールに過ぎないのです。

Howの観点を忘れずに

なにより、自分が上手に、楽しく、充足して、生きているかを考えてください。What、つまり何をしたかを第一に考えてしまうと、自分を追い込んだり辛くなったりして、日々の充実を損なう可能性があります。

そもそも、何をしたかということは、時とともに意味を失っていきます。いま、この瞬間をどのように生きるかが重要なのです。ぜひHowの観点を忘れずに日々を楽しんでほしいと思います。