米ドラッグストアチェーン大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは、プライベートエクイティ(PE)投資会社の米シカモア・パートナーズに会社を売却する方向で交渉している。合意が成立した場合、ウォルグリーンは上場廃止となる見込み。複数の関係者によると、交渉が決裂しなければ、買収手続きは2025年の早い時期に完了する可能性がある。ウォルグリーンの時価総額は15年のピーク時に1000億ドル(足元のレートで約15兆2000億円)を超えたが、その後75億ドル前後にしぼんだ。薬局事業と小売事業の双方が圧迫される中、株価は年初来で70%近く下落している。ある関係者の話では、シカモアはウォルグリーン買収後に事業を切り売りするか、パートナーと協力する可能性が高い。