都会の喧騒を離れてリモートワークで最低限のお金を稼ぎなから、質素な田舎暮らしを選ぶ人たちも増えています。そんな人たちを十把一絡げに「負け組」と呼ぶような価値観は、ずいぶん古い思考だなぁと感じます。

 人生は「他人が決める勝ち負け」ではなく、「自分がどれだけ多くの幸せを感じられるか」で決まります。古い成功事例に囚われすぎてわざわざ不幸を感じるような生き方や働き方は、いい加減やめたほうがいいんじゃないでしょうか。

 むしろこれからの時代の働き方を考えるとき、最も大きなキーワードとなるのが、「いかに選択肢を増やせるか」です。

書影『僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方』(Gakken)『僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方』(Gakken)
ひろゆき(西村博之) 著

 たとえば、「就職先」の選択肢。
 たとえば、「起業・副業・兼業」の選択肢。
 たとえば、「住む場所」の選択肢。
 たとえば、「働く時間やスタイル」の選択肢。

 こうした選択肢をいくつも増やす努力をすれば、社会がどう変わろうと、勤め先が倒産しようと、「自分が幸せ」と思える生き方や働き方を選びやすくなるわけです。

 もし日本では選択肢が見つからず、生きづらさを感じるようになったら、ぜひ世界に視野を広げてください。

 価値観も稼ぎ方も生き方も、びっくりするくらい世界は広いです。