「成長のペース」に悩んだら
バングラディシュに伝わることわざが効く
続いて贈りたいのは、バングラディシュに伝わることわざ。「成長」のペースは、人それぞれです。誰かと比べて落ち込む必要はありません。逆に、早いことに優越感を覚えるのも危険です。自分のペースで歩き続ける大切さに気付きましょう。
【ゆっくり歩いて休まない。そんな人には誰もかなわない】
バングラディシュのことわざ
大勢で、同じ道を歩き始めたとします。いきなり「お先に」と先頭に出て、どんどん背中が小さくなっていく人もいるでしょう。大股で力強く歩んで、周囲の注目を集める人もいるでしょう。目立っている人を見ると、自分は大丈夫だろうか、足手まといにならないだろうかと心配になります。
心配する必要はありません。大切なのは、自分のペースで歩き続けること。足を止めない限り、いつかは先に行った人に追いつきます。ゆっくり歩いている分、急ぎ足で進んで行った人や「こんな道はちょろい」と油断して歩んで行った人が見過ごした風景も、しっかり胸に刻み込むことができるでしょう。しかも、長く歩いているあいだにたくさんのことを学べます。
これは、仕事も勉強も趣味も同じ(もしかしたら恋愛や結婚も)。さっさと進むかゆっくり進むかは、タイプが違うだけで能力に優劣はありません。ゆっくりしか歩けないのは、むしろ誇らしいことです。同じ道のりを歩き切ったときには、「誰もかなわない」人になっているでしょう。
●結論
早々に活躍したり結果を出したりするタイプに限って、息切れも早い