土田晃之Photo:SANKEI

今回は『三宅裕司のヤングパラダイス』(ニッポン放送)のヘビーリスナーにして、現在はニッポン放送のお昼の顔として『土田晃之 日曜のへそ』(ニッポン放送)のパーソナリティを担当している土田晃之と三宅裕司の対談をお届け。今でも当時のハガキ職人の名前がスラスラ出てくる土田の『U-turnのオールナイトニッポン』の裏話とは――。本稿は、三宅裕司『しゃべり続けて40年 今だから話せるナイショ話 三宅裕司ラジオパーソナリティ対談集』(扶桑社)の一部を抜粋・編集したものです。

『ボキャブラ天国』がブーム
出待ち組には今の嫁さんの姿も…

三宅 『オールナイトニッポン』だと、番組宛にハガキもたくさん届いたでしょ。

土田 届きましたね。うれしかったですよ。こんなに聴いてくれてる人がいるんだっていうのが、目で見てわかりますから。今みたいにメールではなく、ハガキだったのがよかった。字のクセとかを見ると、ぱっと見てどのハガキ職人(編集部注/優秀なネタハガキを数多く投稿し、他のリスナーからもその存在が知られている常連投稿者のこと)が書いたのかわかったりして。

三宅 強調したいところが太い字とか、やたら大きい字で書いてあったりね。ハガキからいろいろ伝わってきた。採用するネタは自分で選んでたの?

土田 最初はスタッフに任せてましたけど、途中からは自分で。それは理由があって、ある週であんまりネタが面白くない時があって、スタッフに「選ばなかったハガキも見せてもらえますか」って見たら、めっちゃ面白いんですよ。これは自分で選ばないとダメだなと思って。それからは入り時間も早くして、自分で選ぶようになりました。相方は相方の好みがあるので、それぞれ別々で選んでました。

三宅 生放送終わりで、外に出待ちとかはいた?

土田 『オールナイトニッポン』の1部をやっていた頃は、ちょうど『ボキャブラ天国』がブームだったこともあって、結構女性たちがいましたね。その中に今の嫁さんも混じっていたんですけど。

三宅 え!?出待ちのファンと結婚したの?