「けんすう」の名で発信を続ける連続起業家・古川健介氏のもとには、中高生から大人まで様々な人たちの相談が寄せられる。当連載「けんすうの頭の中」では、心のモヤモヤがスッキリ晴れる、けんすう氏の回答を紹介する。第13回は【夢を叶えるには、幸せを犠牲にしなければいけないのか?】という相談だ。
病院を辞め、クラフトビール業界に転職したが…
今年の夏に5年間働いた病院を辞めました。将来的にクラフトビールのお店をするために憧れだったクラフトビールの世界に転職しました。
しかし、転職先で人間関係が上手くいかず、すぐに退職し現在はクラフトビールを扱うお店でアルバイトとして働いています。今はクリスマスイベントの時期ということもあり、お店からは「ひとまず1カ月ほどイベントのアルバイトをして、業界について考えてから、ウチで働くか決めたらいい」と言われています。
内情を知るために社員やアルバイトの人に勤務などについて聞いているのですが、どうも10〜12時間勤務は当たり前レベルのようです。
これまでの業界とのギャップに驚くと同時に、この働き方は自分の幸せの価値観には遠いと思っています。
店舗運営を行う以上、遅い時間まで勤務することはある程度しょうがないとは思うのですが、勤務時間が長くほとんど1日拘束というところに引っかかっています。
憧れの仕事をするにあたり自分の夢を取るか、生活を取るかという天秤に揺れています。自分の夢を取るために生活を犠牲にしなくていい方法はないものかと悩んでいます。
もういっそのこと覚悟決めてお店をして、自分のリズムで働く方が幸せかもなとも思っています。色々と認識が甘いことは重々承知ですが、幸せに働くと言うことと、夢との両立はやっぱり難しいんでしょうか。