誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになります!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
離れる
離れましょう。
そんな人のことで
自分の気持ちを汚すことはない。
誰かを憎む気持ちは、まるで自分の心に重たい石を乗せるようなものです。その石を抱えたまま生きるのは、苦しくて、疲れてしまいますよね。
でも、大丈夫です。無理に耐える必要はありません。「この人とはもう無理だな」と感じたら、そっと離れることも自分を守る大切な選択肢です。
憎む気持ちにエネルギーを使うより、自分が本当に大切にしたいことに目を向けましょう。美味しいものを食べたり、好きな音楽を聴いたり、小さな幸せを一つ一つ集めるだけで、心は驚くほど軽くなります。
大切なのは、自分の気持ちを大事にすること。他人のことで自分の心を汚さなくていいのです。今日から少しずつ、自分が笑顔になれる道を選んでみてくださいね。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。