どんなに仕事で成果を出しても、周りから「評価」されなければ無意味である……あなたも、自分より能力が低い人がなぜか上司から高く評価されていて、イラッとした経験があるはず。ではこのような「なぜか評価される人」の“戦略”を、あなたは知っているだろうか。新刊『雑用は上司の隣でやりなさい』は「周りに実力を“評価させる”戦略」を初めて言語化した歴史的な一冊だ。職場で「実力を適切にアピールする「見せ方」の技術」をまとめた本書は、発売直後から賛否両論を巻き起こし、「こんな本が30年前に欲しかった」「人間の深層心理を突いている」「上司サイドにも対策が必要」などと話題沸騰中である。今回はその中から「出世する人の特徴」についてお伝えする。
年末の仕事は段取りがカギ
みなさんは年末の仕事をどのように乗り切っていますか。もうまもなく今年の仕事も終わるというところですね。
この時期になると、職場で出世する人は、このタイミングできちんと段取りよく仕事を終えている一方で、出世できない人はまだまだバタバタと仕事をしてしまっているような印象を受けます。
今回は職場で出世する人がやっている年末の仕事の考え方を2つ紹介しましょう。
年末の仕事で気をつけるべきこと2点
まず1つ目は、「年末は飲み会や忘年会が増える」という前提でスケジュールを組んでおくことです。
12月は当然ですが忘年会などの飲みの誘いが増えます。これは仕事でも、プライベートでも同じだと思います。こういった特殊事情を考慮せずにスケジュールを詰めてしまうと、年末にバタバタしてしまうことになりかねません。
2つ目は、「その仕事は本当に年内に終えないといけないのか?」をきちんと仕分けしておくことです。
特に年末は、1週間から10日くらいの長期休暇(ラグ)が空いてしまいます。こう考えるとつい、あれもこれも年末に終えないとという気持ちになってくるのですが、実際は年始から取り掛かっても大丈夫な仕事というのはかなり多いです。
年末年始で暦は進んでしまいますが、実際には次の月曜日が来たのと変わらないようにビジネスは動き始めるのですから。
この2点を意識して年末の仕事を乗り切れれば、あなたにも年末休暇が待っています。
年末に向けて、できるだけ楽な立ち回りをしてコスパよく仕事を乗り切っていきましょう。
(本記事は『雑用は上司の隣でやりなさい』に関する書き下ろし原稿です)