インデックス投信なら、やることは長期で積み立てながら保有するだけ。ずぼらで面倒くさがり屋の私でも、初心者でも、忙しい人でも、だれでもできます。

 それなら貯金だけのほうが安心では? そう思った人もいるかもしれませんね。でも、貯金だけで「安心」を手に入れられたでしょうか?

 昨今の物価上昇やインフレ、円安では、円の価値はどんどん下がり、実質的に手持ちの現金は減っていく状況。それなのに賃金はなかなか上がらない。銀行の金利は雀の涙。

 FPの勉強でライフプランを作ったときに痛感したのが、「会社勤めの給料だけで人生の資金を賄まかなうのって、けっこう大変」ということ。

 教育資金、住宅資金、老後資金など、必要なときに不自由しないだけのお金を貯めようと思うと、貯金だけでは難しい。自然と、投資という選択肢が浮かびました。

今年こそ、お金のこときちんとしたい人へのおすすめは新NISA!

 お金を上手に貯めるために大切なことは、余計なコストをカットすること。これは投資においても同じです。具体的にいうと、税金や手数料などのコストを最小にすることが、長く投資をするうちに確実に効いてきます。

 そのためには、国が後押ししてくれる公的な制度を使うことがポイント。NISA、iDeCoなどの制度を上手に活用しましょう。

 国が個人の資産運用を勧める流れは、今後も変わらず、むしろ進んでいくでしょう。少子高齢化が進む日本では、公的年金制度だけでは老後の生活を支えるのが難しいからです。

 そのため、政府は個人の資産形成をバックアップしてきました。個人投資家にとってお得な制度がたくさんでき、年々改正もされています。2024年からはじまった新NISA制度は、その代表的なものです。

 ただ国の制度は、わかりにくかったり手続きが面倒だったり……。その辺をサクッと理解して、投資への一歩を踏み出すためのお手伝いができればと思います。