「お金を上手に使う」には、投資も含まれます。この超低金利時代、銀行に預けているだけではお金は増えませんし、私ひとりの労働力では収入にも限界が。お金に上手に働いてもらうため、自分の頭で考え、学び、選択をする。
今でこそ株式投資、投資信託、純金積立、iDeCo、NISAなどを資産形成に取り入れている私ですが、始めるまでにはずいぶん悩みました。やってみて思うのは、もっと早くやればよかったということ。迷っている方がいたら「なにもしないことにもリスクはあるよ」と伝えたいです。
現金多めの分散投資で
リスクを減らし“いざ”に備える
下は2021年の私の金融資産内訳。投資信託、株、保険や年金がだいたい均等に20%ずつ。残りの40%は現金で保有しています。現金比率が多めなのは、母のこともあり、突然まとまったお金が必要になる場合に備えているからです。
投資を始めたのは35歳のころ。家庭を持って友人との飲み会が減り、多少時間とお金に融通が利くようになったので、無料の金融セミナーや本で勉強しました。
意を決してネット証券口座を開設し、最初に5万円程度の株を購入したところ、銀行に預けるよりも増えたのです。現在は、5~10年以内で必要になるお金は取りくずしやすい定期預金などの預貯金にし、老後に必要なお金は株や投資信託、NISA、iDeCo、貯蓄型保険に投資しています。