ドナルド・トランプ次期米大統領は、グリーンランドやカナダ、パナマ運河の支配権獲得に意欲を示している。おそらく同氏の心を捉えているのは、古くからの考えを21世紀に当てはめたものだ。その考えとは、大国が経済・安全保障上の利益を守りたいなら、勢力圏を確保して自らの意思を小国に押し付ければいい、というものだ。トランプ氏が7日の記者会見で明らかにした 2期目の外交方針 は、同盟や自由貿易ではなく経済的圧力と一方的な軍事力に訴えるというもので、相手が同盟国でもそれは同じだと示唆した。
トランプ氏、米勢力圏構想の本気度 パナマ支配など発言で
海外領を米国の国益に重要だとみなし、同盟国を獲得するとの脅しはブラフではないと示唆
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