誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになります!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【精神科医が教える】ストレスが溜まり、メンタルが崩壊寸前…まずやるべきことは?Photo: Adobe Stock

精神的に落ち着かないときの対策

精神的に不安定なとき、やる気が出なかったり、落ち込んだり、感情の起伏が激しくなったりすることがあります。

こうしたときに試してほしい対策を1つ紹介しましょう。

精神の不調は体調の不調

精神的な調子が悪いとき、多くの場合、体調も悪くなっています。心の問題は心だけで解決しようとしがちですが、実は心と体は密接に関係しているのです。

精神的に不安定なときは、まず体調が悪いのではないかと考えてみることが大切です。

体を整えることが大切

精神的な調子が悪いと感じたら、まず体調を整えることを意識することが重要です。

しっかり休むこと、予定を減らしてスケジュールをゆったりさせること、バランスの取れた食事をとること十分な睡眠時間を確保すること日光を浴びながらゆっくり過ごすことなどが効果的です。

些細なことでもよいので、自分の体を労わる時間を確保するようにしましょう。体調がよくなると、不思議と精神の調子も整いやすくなります。

体と心の密接な関係

風邪をひいたときに落ち込んだり、イライラしたりすることはないでしょうか? これは、体調と精神的な状態が密接に関係していることを示しています。

精神的に落ち着かないときは、直接心をどうにかしようとするのではなく、やはり体を労わることを優先してください。体を整えることで、自然と心の状態も安定しやすくなります。

体をケアすることが精神の安定につながる。このことを覚えておいてください。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。