誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになります!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

精神的に落ち着かないときの対策
精神的に不安定なとき、やる気が出なかったり、落ち込んだり、感情の起伏が激しくなったりすることがあります。
こうしたときに試してほしい対策を1つ紹介しましょう。
精神の不調は体調の不調
精神的な調子が悪いとき、多くの場合、体調も悪くなっています。心の問題は心だけで解決しようとしがちですが、実は心と体は密接に関係しているのです。
精神的に不安定なときは、まず体調が悪いのではないかと考えてみることが大切です。
体を整えることが大切
精神的な調子が悪いと感じたら、まず体調を整えることを意識することが重要です。
しっかり休むこと、予定を減らしてスケジュールをゆったりさせること、バランスの取れた食事をとること、十分な睡眠時間を確保すること、日光を浴びながらゆっくり過ごすことなどが効果的です。
些細なことでもよいので、自分の体を労わる時間を確保するようにしましょう。体調がよくなると、不思議と精神の調子も整いやすくなります。
体と心の密接な関係
風邪をひいたときに落ち込んだり、イライラしたりすることはないでしょうか? これは、体調と精神的な状態が密接に関係していることを示しています。
精神的に落ち着かないときは、直接心をどうにかしようとするのではなく、やはり体を労わることを優先してください。体を整えることで、自然と心の状態も安定しやすくなります。
体をケアすることが精神の安定につながる。このことを覚えておいてください。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。