スコット・ベッセント米財務長官は、ドナルド・トランプ大統領により消費者金融保護局(CFPB)の局長代行に任命された後、同局業務の一時停止を命じた。3日の電子メールで、ベッセント氏の事務局はCFPBの職員に対し、執行措置や係争中の訴訟に関する決定など、局内の業務の多くを停止するよう指示。また、最終決定は済んでいるもののまだ発効していない規則の発効日を保留にするよう指示した。ベッセント氏はこの日の声明で、「CFPBと協力して、米国民のコストを削減し、経済成長を加速させるというトランプ大統領の政策を推進していくことを心待ちにしている」と述べた。ロヒト・チョプラ前CFPB局長は1月31日に解任されていた。トランプ氏はまだCFPBの正式な局長候補を指名しておらず、CFPBにどのようなアプローチを取るかは依然として不明だ。