米連邦議会下院で6日、中国の人工知能(AI)新興企業ディープシークのチャットボットアプリについて、政府端末での利用を禁止する超党派法案が提出される見通しだ。このアプリがユーザー情報を中国政府に提供しかねないとする安全保障上の懸念が新たに浮上している。法案はダリン・ラフッド下院議員(共和、イリノイ州)とジョシュ・ゴットハイマー下院議員(民主、ニュージャージー州)が起草。議会が中国発の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を禁止しようと採用した戦略と同様の内容だ。ゴットハイマー議員は「敵に米国政府の情報が渡らないようにするために、ただちに取るべき行動として当たり前のことだ」と語った。