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ビットコイン価格が急落している。2025年10月に12万ドルを超えていたが、2月に入ってからの急落で一時は6万ドル近辺をつける場面も(日本円ではピークの1900万円から900万円台に下落)。わずか4カ月で半値になってしまった。これは絶好の買い場到来なのか!?
急落の背景と、ビットコイン・トレジャリー企業の窮状、そして短期~中長期的な価格の見通しについてまとめた。(須賀彩子、ダイヤモンド・ザイ編集部)
史上最高値の12万ドルから
わずか4カ月で半値の6万ドルに
ビットコイン価格は、2025年10月に史上最高値の12万6000ドル台をつけたが、その後は複数の要因で下落を続けた。米国でトランプ政権下での具体的な規制が進まないことや、ステーブルコイン規制を巡る銀行業界との対立が重なった。
さらに今年に入り、FRB(米連邦準備制度理事会)の次期議長候補に過度な緩和に否定的なタカ派として知られるケビン・ウォーシュ氏が浮上。リスク資産の資金の流動性低下が懸念され、金や銀などの貴金属価格が急落した。加えて米ハイテク株も売られた。
「市場がリスク・オフムードになると、ファンドの資産配分においては、ビットコインのように値動きの激しい資産から売られる対象になります。これが、ビットコイン価格の急落に拍車をかけました」(エックスバンクの西山祥史さん)
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買い手不在の衝撃!
節目の7万6000ドルを底抜け
世界的に衝撃を与えたのが、防衛線と目されていた7万6000ドルを割り込んだことだ。この水準は、ビットコインに積極投資し、世界最大級の保有量を誇る米ストラテジーの平均取得コストに近く、市場参加者の間では心理的な下値メドとして意識されていた。
「ストラテジーは、ビットコイン流通量の約3%を保有する大口投資家です。ストラテジーが取得コストで買い支えるという思惑もあり、2026年2月頭には何度か7万6000ドルで反発しました。しかし、それ以上に売り圧力のほうが強く、ついに2月に7万6000ドルを割り込みました」(西山さん)。
ストラテジーは、2026年2月5日に発表した2025年10~12月期決算で124億ドル(約2兆円)の損失を計上しているが、2月の急落を受け、次期決算でのさらなる損失計上が懸念されている。







