米労働省が7日発表した1月の雇用統計によると、非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比14万3000人増と、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想の16万9000人増を下回った。ただ2024年11月と12月の就業者数の伸びは合計10万人、上方修正された。1月の失業率はやや改善し、4.0%となった。エコノミスト予想の4.1%を下回った。エコノミストは、ロサンゼルスで先月発生した山火事が1月の就業者数を押し下げたとみている。ゴールドマン・サックスのエコノミスト陣は、火事でカリフォルニア州の人口の約0.5%に避難命令が出されたとした。1月は全米各地が猛烈な寒波に見舞われたことも雇用に影響した可能性が高い。