中国の人工知能(AI)新興企業ディープシークの台頭は、米半導体大手エヌビディアにとって重要となる1年の見通しに悪影響は与えていない。むしろ、より現実的な期待は、エヌビディアが前途多難な道のりを進む上で有利に働くはずだ。先月、ディープシークが複雑な問題解決に特化したモデル「R1」を発表したことを受けてパニックが広がり、エヌビディアの時価総額は1週間余りで7500億ドル(約114兆円)近く失われた。株価はその後、一部回復したものの、14日の終値時点では約6%下落している。同期間のナスダック指数は横ばいだった。
ディープシークがエヌビディアに与えた恩恵
株価下落が次世代半導体への移行の良い足場に
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