住宅の売買では、買い主も売り主も交渉次第で節約できる。オンライン融資のプラットフォームを手掛ける米レンディングツリーが2023年5月に実施した調査によると、買い主の63%が価格交渉に成功したほか、38%が契約にかかる諸経費を割り引いてもらい、36%が売り主に修繕費を負担させている。不動産取引では交渉するのが普通で(それが長引くこともままあるが)特に高級住宅を購入する際には交渉がつきものだ。新たな物件が登場するこの時期、交渉の基本を確認しておくのも悪くないだろう。米フロリダ州マイアミビーチにある不動産仲介会社コーコラン・グループで働くミック・デュション氏は昨年、同州サーフサイドの高級マンションに約250平方メートルの分譲物件を所有する売り主とこの物件に興味を持った買い主の間で、数週間にわたってやり取りされた交渉を仲介した。この物件は8月に1490万ドル(約22億7800万円)で売り出された。だが買い主は当初、1325万ドルという低めの価格を提示した。
不動産売買の価格交渉、有利に進める極意とは
住宅購入時に少しでも節約したければ、このコツを押さえよ
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