トランプ時代の難題の一つは、大統領が注目を引くためにまくし立てているのか、それとも彼の発言が政策や優先事項の真の変化を示しているのかを見分けることだ。ここ何日かのウクライナに対するドナルド・トランプ米大統領の言葉による攻撃は、後者のように思われる。もしかすると、これから起きる醜悪な決着の兆候かもしれない。トランプ氏は18日、ロシアのプロパガンダのまねをして、ウクライナがロシアとの戦争を始めたのであり、ウクライナは戦時下での選挙を実施していないため、ロシアと大して変わらないと主張した。これに対し、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は19日、トランプ氏は「偽情報の空間」に生きていると言い返した。この発言は軽率だったかもしれないが正確だった。
【社説】ウクライナに背を向け始めたトランプ氏
ロシアよりウクライナに強くディール迫る
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