誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)など、33万部突破シリーズの原点となった『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!

【精神科医が教える】ストレスから逃れたい…心を守る「思考ハック」Photo: Adobe Stock

逃げることの活用について

今日は「逃げることの活用」についてお話ししたいと思います。

私は昔から逃げる癖があるのですが、これは良い面もあれば悪い面もあると感じています。しかし、全く逃げない人もいて、それはそれで少しもったいないなと思うのです。

逃げることに対して、「逃げたら負けだ」「逃げたら悔しい」という思い込みを持っている人も多いでしょう。でも、実際には逃げたほうがいい場面もあります。

期間限定で逃げることの大切さ

「逃げる」という言葉に抵抗がある方は、「逃げ込む」とちょっと表現を変えてみるといいかもしれません。期間限定で一時的に逃げることは、心のリフレッシュにつながります。

例えば、忙しくて大変な時期でも、2時間だけサウナに行って何も考えない時間をつくる。あるいは、スーパー銭湯でリラックスするのもいいでしょう。

また、散歩をするときに「今やらなければならないことは考えない」と決めることも一つの方法です。道端の花を眺めたり、蝶々が飛んでいるのを見たり、深呼吸をしたりして、意識的に気持ちを切り替えます。

「心のリゾート」をつくる

私は「心のリゾート」を提案したいと思います。リゾートというと、遠くの旅行先や高級ホテルを思い浮かべるかもしれませんが、実はお金をかけなくても、自分のなかで「この時間は何もしない」「この時間は考えない」と決めるだけで、心のリゾートをつくることができます。

たとえば、

ランチの時間だけは嫌なことを考えない
お風呂の時間はリラックスに集中する
通勤時間を好きな音楽を聴いて楽しむ時間にする

このように、日常生活のなかで意識的に心のリゾートをつくることができます。

2時間だけのバカンス

私は宇多田ヒカルさんの『二時間だけのバカンス』という曲が好きなのですが、この曲のように「二時間だけバカンスに行きましょう」という発想が大切だと思います。

現実的に長期休暇をとるのは難しくても、短時間でも自分を解放する時間を意識的につくることで、心の余裕が生まれます。

「逃げ込む」ことで心のリフレッシュ

「逃げる」ことに対してネガティブなイメージを持っている方も多いかもしれませんが、適切に「逃げ込む」ことで、心のリフレッシュができます。

ランチの時間、散歩の時間、入浴の時間など、ちょっとした時間を心のリゾートにしてみてはいかがでしょうか。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。