夫婦ゲンカで
ストレスをためないコツとは
真面目な人、不器用な人ほど、いざケンカになると白黒をはっきりさせたがる、とすでに書きました。相手の言っていることを「この人の言い分は間違っている」とか「これはモラハラだ」と、ネガティブに解釈しがちです。
そうではなく、「この人は自分の気持ちを私にわかってもらいたくて怒っているんだ、本当は私のことを愛しているから感情的になるんだ」とふっと深呼吸をするくらいに感じることができれば、たとえケンカになっても心に余裕を持つことができます。
「したたかな人」ほど、このように頭の中で物事をいいほうに解釈するものです。
たとえケンカになっても、「この人は私のことを愛しているから怒るんだ」と脳内変換できていたりします。
ケンカを避けるためには、そもそもストレスを溜めないことが大事です。
では、どうすればストレスを溜めずにいられるのでしょうか。私は常々次の3つのコツを推奨しています。
1つ目のコツは、「本人に直接言う」こと。
気になることを胸の内に溜め込まず、本人に直接言うようにすれば、ストレスを溜めずに済みます。ただ、本人を怒らせてしまう可能性もあるので、言い方やタイミングには注意しましょう。
とくに、できるだけ小出しにして、都度都度言うことが大事です。たくさんの不満を一度にぶつけると、相手も受け入れにくく、ケンカになる可能性が高くなります。
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2つ目は「他人に共感してもらう」こと。
何か不満がある際、友達に話して共感してもらうと、だいぶんスッキリします。ただ、不満をパートナーと共通の友達・知人に言わないよう気をつけてください。話したことがパートナーに伝わると陰口のように受け止められて関係が悪化してしまいます。
また、あなたとパートナーとの関係自体を相性が悪い、別れたほうがいい、と決めつけている人に、パートナーの悪口を言うのはやめましょう。不満に共感はしてくれるでしょうが、その人はおそらく夫婦関係を壊す方向でアドバイスをしてきます。