米連邦通信委員会(FCC)は、娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーの多様性・公平性・包摂性(DEI)慣行を調査している。FCCのブレンダン・カー委員長が28日、明らかにした。カー氏はX(旧ツイッター)への投稿で、「ディズニーは米国を象徴する企業として創業したが、現在ではDEIに全面的に注力している」と指摘した。ディズニーの広報担当者はFCCから受領した書簡を精査中だとし、「委員会の質問に答えることを楽しみにしている」と述べた。ディズニーは2月、社内のDEI方針を一部廃止すると発表していた。カー氏はディズニーのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)に宛てた書簡で、同社がDEIプログラムを縮小したにもかかわらず、FCC規則を順守しない格好でDEIを推進している可能性に懸念を深めていると述べた。調査対象にはディズニー傘下のテレビ局「ABC」も含まれるとした。
米FCC、ディズニーのDEI慣行を調査
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