「頑張っているのに、結果がついてこない」「必死に仕事をしても締め切りに間に合わない」同僚は次々と仕事を片付け、成果を出し、上司にも信頼されているのに、「なんでこんなに差がつくんだ……」と自信を失ったとき、どうすればいいのでしょうか?
ビジネススキルを発信するTikTokのフォロワーが20万人を超え『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者である「にっしー社長」こと西原亮氏に教えてもらった「超優秀な人が秘かにしている仕事のコツ」を本記事で紹介します。(構成/ダイヤモンド社・林拓馬)

言いづらい「社会人のマナー」を自ら守る
社会人としてのマナーについては、最近、特に若い世代に対して言いづらくなってきています。
従来のように「こういうマナーは守るべきだ」とはっきり言う人が少なくなってきているのが現状です。
そこで今回は、私自身が昭和世代の代表として、そのマナーについてまとめてみました。
同世代の方々には共感していただける部分もあるかもしれませんし、逆に「本当にそうなの?」と思われる方もいるかもしれません。
まず1つ目は、「挨拶ができない人が多すぎる」ということです。
昭和世代にとって、挨拶は非常に重要なものでした。
「おはようございます」など、当たり前のように交わしていたものです。
「挨拶って、そもそも何のために必要なんですか?」と考える人もいるかもしれませんが、働く人の多くを占める上の世代にとっては挨拶は非常に大切にされているのです。
ですから、きちんと笑顔で元気に挨拶するだけで、相手に喜ばれ、印象も良くなります。
わざわざ挨拶をしない理由がない、ということですね。
次に2つ目。電話の応対についてです。
「電話が好きな人なんているの?」という話をよく聞きますが、実際には「いない」んですよね。
でも、それとは別の問題があります。
それは「電話を切るタイミング」です。
電話は「相手が切った後に、こちらも切る」というのがマナーです。
こちらから先に切ってしまうと、ぶつ切りされたような印象を与えてしまい、「怒ってるのかな?」と思われることすらあります。
チャットではこうした文化はありませんが、電話では非常に重要な気遣いのポイントです。
日本的な文化かもしれませんが、これは守るべきマナーの一つです。
話が終わったら3秒切ってから電話を切る等を習慣にしましょう。
3つ目は、「乾杯」の仕方についてです。
私自身の実体験にも基づく話ですが、最近では、乾杯のときにグラスを片手で持ち、勢いよく上からぶつけるようにする人がいます。
これは大きなNGです。乾杯は両手で相手のグラスよりも下から丁寧に行うのがマナーです。
特にクライアントとの場では、この所作ひとつで「この人はダメだな」と裏で思われてしまう可能性もあります。
このような、指摘しづらいマナーほど、きちんと守ってほしいと強く思います。
4つ目は、「チャット文化をそのまま対面に持ち込まないでほしい」ということです。
チャットでは、「これ今どうなってますか?」「提案を送ってください」「会議、ログインしておきますね」と、要件だけを簡潔に伝えるのが一般的です。
しかし、これをそのまま対面でやってしまうと、特に昭和世代の人たちには非常に不躾な印象を与えてしまいます。
対面でのやり取りにおいて重要なのは、まず「今、よろしいですか?お時間大丈夫ですか?」といったように、相手に確認を取ることです。
そうしないと、相手の大切な時間を奪ってしまうことになります。
最後の5つ目として気をつけてほしいのが、言葉遣いです。
最近では、「〜っすね」「やるっす」など、砕けた表現をデフォルトで使う人が増えてきましたが、これは年配の方々にとっては非常に耳障りに感じられる場合があります。
たとえば、「やるっすね」ではなく、「やりますね」と丁寧な言葉にするだけで、印象は大きく変わります。
話し方においても、「です・ます調」で統一し、丁寧な姿勢を保つことが大切です。
相手によっては、このような話し方の違いが大きな損失にもつながりかねません。
上記のような「社会人のマナー」は、上司の立場の方から部下に対して直接言いづらい場合もあると思います。
だからこそ、言われなくても当たり前のマナーをしっかり守るだけで「この人は仕事ができる」と思ってもらえるのです。
(本記事は『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者、西原亮氏が特別に書き下ろしたものです)