スコット・ベッセント米財務長官は、一部の相互関税措置が90日間停止されたことについて、ドナルド・トランプ大統領が判断を下したものだと述べた。また記者団に対し、「この瞬間まで方針を貫き通したのは大変勇気ある行動だった」とした。ベッセント氏はこれまでに75カ国以上が米政府と接触してきていたとも明らかにしている。ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は、ベッセント氏が他国との交渉を指揮することになると説明。「これらの解決策はそれぞれ独自のものになる。時間がかかるだろうし、トランプ大統領は自ら関与したいと考えている。そのため90日間の停止期間を設けた」と述べた。ベッセント氏は「今日まで待つという決定も大統領によるものだった」とし、「そしてこれまでも述べてきた通り、トランプ大統領ほど自身のレバレッジを生み出せる人物はいない」とした。