選定基準(2):下がりにくさ(100点満点)
厳しい時にどれだけ下落を抑えられているかを評価

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個人投資家にとっては、「上がる」ことに加えて、「下がらない」ことも重要だ。
投資で相場の上下動は避けられない。時には“○○ショック”などの急落局面もある。投資信託も、一時的な下落の覚悟はしなければならない。とはいっても、持っている投資信託の値段が大幅に下がったら、不安を感じて当然。長期保有のつもりで買った投資信託も、手放したくなってしまうかもしれない。
そこで、ザイのNISA投信グランプリでは、選定基準(2)で「下がりにくさ」を評価ポイントにしている。
具体的には、2020〜2024年の5年間のうち、どこかで1年間保有した場合の最大下落率を抽出(月次ベース)。その最大下落率が小さい投資信託ほど高く評価する。各部門で、最大下落率が最も小さい投資信託が100点、最も大きかった投資信託が0点だ。
選定基準(3):成績の安定度(100点満点)
好成績を安定維持する投資信託なら長期保有でも安心

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3つめの選定基準は、「ずっと成績が優等生」かどうか。長期で見て上昇率が高い投資信託でも、その間のアップダウンがあまりにも激しいと、落ち着いて持っていることができない。投資家としては、好成績をずっと維持する“優等生”であってほしい。
具体的には、まず2020年、2021年、2022年、2023年、2024年の1年ごとに、基準価額の上昇率を算出する。その成績の各部門内での順位を出し、0〜100点で点数化。
つまり50点以上なら部門内で半分より上の成績順位、25点以下なら下位4分の1ということだ。成績トップは100点、最下位は0点となる。これによって、各年の成績にばらつきがあるのか、好成績を安定的に維持しているのかが一目でわかる。
5年のうち25点以下が2回以上の投資信託は“ずっと成績優等生”とはいえないため表彰候補から除外した。
各年の成績を評価した後、5年分の点数を合計。部門内でさらに順位付けし、100点満点で再度点数化したものが選定基準(3)「成績の安定度」となる。
[2025年]受賞投資信託30本一覧
▼日本株総合部門
▼日本中小型株部門
▼米国株部門
▼世界株部門
▼新興国株部門
▼リート部門
▼フレッシャー賞
▼もっとがんばりま賞
▼(番外編)インデックス型「最安ランキング」