ドナルド・トランプ米大統領は20日、苦境に立たされているピート・ヘグセス国防長官と電話で協議し、長官を支持する姿勢を堅持した。ヘグセス氏を巡っては、軍事攻撃に関する機密情報をグループチャットで共有していたことが新たに発覚している。この電話協議に先立ち、メディアはヘグセス氏が私用の携帯電話を使って通信アプリ「シグナル」上に立ち上げたグループに、軍に関する機密性の高い情報を投稿していたと報じた。また国防総省の元報道官はメディアに寄稿し、ヘグセス氏の指揮下で同省が「完全な混乱」に陥っていると警鐘を鳴らした。当局者によると、両氏の会話は前向きなもので、トランプ氏は就任後わずか3カ月のヘグセス氏を解任する理由はないと考えている。