金融機関や自治体からの書類、郵便物、クーポン、子どもが持ち帰るプリント類……。忙しく暮らしていると、気が付けば「紙」が、たまっていませんか?「紙」はとりあえず取っておくと、「肝心な時に出てこない」「いつの間にか期限が切れていた」「大事な書類を失くして、お金や信頼を失くす」などの悲劇が起こります。実は、人生により大きな影響を与えるのは「モノ」よりも「紙」の片づけなのです。「紙」に特化した片づけ方法を紹介し話題を呼んでいる、片づけアドバイザー・石阪京子先生の著書「人生が変わる 紙片づけ!」から、「紙片づけ」の極意を抜粋して、ご紹介します。

紙を減らすにはデータ化が必須だけど、頭が痛いパスワード管理
今の時代はパスワードを使う機会が増えたので、とても頭の中だけでは管理しきれません。なんとなく覚えていても、ひらがなだったかカタカナだったかわからなくなったり、忘れた後に聞かれる「秘密の答え」も、何を登録したか忘れてしまったりします。
そんな時も、パスワードをクラウド保存しておけば便利で確実。
紙にメモしておくのもいいですが、たくさん書き込んでいくと検索性が下がりますし、外出先から確認することはできません。
とはいえ、パスワードをクラウドに保存すると、万が一、洩れたらと不安ですよね。そこでおすすめなのが、自分だけがわかるように暗号化して保存する方法です。
例えば、PayPay銀行だったら「わんわん銀行」に変えたり、五十音をブロックに分けて、例えば「う」だったら「A3」と入力しておいたりすれば、万が一洩れても安心です。
たとえば、次のような方法です。

*本記事は、石阪京子著「人生が変わる 紙片づけ!」の中から、抜粋・編集したものです。