舞美さんと井ノ原さん2人きりの会食やデートをしていた目撃情報や、井ノ原さんの自宅に頻繁に行っていること、千太さんには内緒の密会のため友人にアリバイ作りの協力をお願いするメッセージなどなどです。
さらには不貞の証拠になり得るようなメッセージも残っていました。
「大蔵は刺激的!まじサイコー!もう千太とは1年くらいしてないし、千太には触られたくもない」
「誰の子かわかんないって笑やばいでしょw」
集まった情報から、子どもの父親は千太さんではないと、我々は確信を持ちました。
子どものDNA鑑定を拒む元妻
父親ではない証明はできないのか?
私は千太さんに、妊娠した時期に舞美さんとの接触がなかったことから、子どものDNA鑑定を提案することをアドバイスしました。
その内容を送ったメッセージに対して、数日後に舞美さんから返答が来たと千太さんから電話がかかってきました。
「そんな疑いをかけられるなんて、心外です。私はまだいいけど、子どもが傷つきます。鑑定なんて受けません」
物心ついていない子どもの心を尊重して鑑定を拒否する“母親”の言葉として、これはあまりにも不自然で納得できるものではありませんでした。
子どもの利益を盾にしながら、真実の確認から逃げている舞美さんの姿勢に、「鑑定を拒否されたらどうしようもないんでしょうか?もう養育義務からは逃げられないんでしょうか?明らかに自分ではない男性との子どもなのに!」と、千太さんは憤りを隠さずに電話の向こうで叫びました。
日本の民法772条は、「離婚後300日以内に生まれた子は、前夫の子と推定する」と定めています。
たとえ血がつながっていなくても、自動的に“父親”にされてしまいます。
千太さんも舞美さんも、2人の間にもうけた子どもではないことは認識しているのですが、日本の民法は2人の子どもであると規定しているので、戸籍では千太さんが父親と記載されています。
舞美さんがDNA鑑定を拒否している現状では、千太さんの子どもであることは揺るがないのです。
私は肩を落としている千太さんにもう一つアドバイスしました。