誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で悩みが吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)など、33万部突破シリーズの原点となった『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!

他人事

【精神科医が教える】「言葉がキツい上司」も「言うことを聞かない部下」も気にならなくなる「すごい思考法」『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)より
悩みの一部は他人事なのよね。
他人事は他人事と理解すると、
心の負担がちょっと減るわ。

「上司の言葉がきつい」
→ 言葉がきつい上司の問題。他人事。
「部下が言うことを聞かない」
→ 言うことを聞かない部下の問題。他人事。
他人事は、結局その「他人自身」に
ツケが回ってくるだけ。

他人事は、他人の問題と割り切る

私たちは、日々さまざまな悩みを抱えます。しかし、よくよく見つめ直してみると、その悩みの一部は「自分の問題ではない」ことに気づくことがあります。

たとえば、「上司の言葉がきつい」という悩みがあったとします。けれど、きつい言葉を選ぶのは上司自身の問題であり、あなた自身の人格や価値を否定するものではありません。

同様に、「部下が言うことを聞かない」と感じるときも、それは部下自身の姿勢や成長の問題です。

自分の心を守るために

大切なのは、「これは他人事だ」と冷静に理解することです。他人の言動に過剰に責任を感じる必要はありません。

他人の問題は、結局その人自身に返っていきます。あなたが背負う必要はないのです

この考え方を持つだけで、心の負担はぐっと軽くなります。自分の課題と他人の課題をきちんと分けること。それは、心の健康を守るための大切なスキルなのです。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。