◆不安と焦りが消えない人が、絶対に知っておくべきこと
誰にでも、悩みや不安は尽きないもの。とくに寝る前、ふと嫌な出来事を思い出して眠れなくなることはありませんか。そんなときに心の支えになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイであることのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症――深い苦しみを経てたどり着いた、自分らしさに裏打ちされた説得力ある言葉の数々。心が沈んだとき、そっと寄り添い、優しい言葉で気持ちを軽くしてくれる“言葉の精神安定剤”。読めばスッと気分が晴れ、今日一日を少しラクに過ごせるはずです。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
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過去の経験から生じる予期不安
過去に交際相手からLINEなどの連絡ツールで突然別れを告げられた経験があったりすると、現在のパートナー(夫など)からも、同じように突然別れの連絡が来るのではないかという恐怖感に襲われることがあります。
ある程度の信頼関係を築いていた相手から、一方的にスマホで別れを告げられるというのはショックな出来事です。相手に対しては「そういう扱いをする人だったのだ」と割り切ることも大切ですが、根本的な問題は、その経験がトラウマとなり、現在の良好な関係に対しても「予期不安」を抱いてしまうことにあります。
不安が強まる心身の要因
「夫から突然スマホで別れを告げられるかもしれない」という不安は、現実には起こる可能性が極めて低い事象に対する「予期不安」です。
人間は、心身が疲れていたり寝不足であったりすると、こうしたネガティブな考えに囚われやすくなります。もともと不安を感じやすい性質の人は、疲労によってさらにその傾向が強まります。そのため、急に強い恐怖感や焦りが湧き上がってきた時は、「今は心身が疲れている状態なのだ」と自覚することが重要です。
不安を感じた際の具体的な対処法
恐怖感に襲われた際、深呼吸を意識することは一定の効果がありますが、パニックに近い強い不安に対しては効果が限定的です。効果的な対処法としては、以下の点が挙げられます。
心身を休ませる
まずは現在の作業負担を減らし、睡眠をしっかりとるなど、自分自身を労わって休ませることを最優先にします。
別のことに意識を向ける
湧き上がってきた不安を追いかけたり、考え込んだりするのをやめ、一旦その感情を脇に置いて別の行動に意識を移します。
連絡の確認頻度を減らす
LINEなどの連絡ツール自体が不安の引き金になっている場合は、1日に確認する回数を数回に制限するなど、物理的な距離を置くことも有効です。
時間と日々の積み重ねがもたらす安心感
結婚しているパートナーから、突然スマホで別れを告げられるといった事態は、現実的にはまず起こり得ません。まずはその事実を冷静に受け止めることが大切です。
過去のトラウマによる恐怖感を完全に払拭してくれるのは「時間」です。パートナーとの日常的な会話ややり取りを通じて安心感を蓄積していくことで、恐怖感や予期不安は少しずつ薄れていきます。急に不安をゼロにしようと焦るのではなく、日々の関係性の中で徐々に和らげていくことが解決へとつながります。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。






