「先に言えよ!」後輩にミスを指摘された先輩がブチギレ→二流は「謝る」…では一流は?写真はイメージです Photo:PIXTA

人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)

クイズ

 いつも人の話を聞かなくてミスが多い先輩。ある書類を書いてもらう必要があり、書き方を何度も丁寧に説明した。しかし、出来上がった書類は間違いだらけである。

 ミスを指摘すると「なんだよ、先に言えよ!」と怒られた。「ふざけてんのか、お前」と返したいが、そうもいかない。適切なリアクションは?

(A)面倒臭いので「申し訳ありません。私の説明が不十分でした」と謝る
(B)あくまで静かな口調で「いえ、何度も言いました」と事実を告げる
(C)「私が説明したこと自体、きれいにお忘れなんですね」と皮肉をかます

正解は……

B

× (A)面倒臭いので「申し訳ありません。私の説明が不十分でした」と謝る
◎ (B)あくまで静かな口調で「いえ、何度も言いました」と事実を告げる
△ (C)「私が説明したこと自体、きれいにお忘れなんですね」と皮肉をかます

解説

 仕事の場面においては、理解を超えた対応に遭遇することがままあります。いちいちケンカするのも疲れるし、どんなに腹を立てたところで事態は何も改善しません。

「ふざけんな!」と言いたい状況のときは、Bのように静かな口調で淡々と事実を告げましょう。大切なのは、スムーズに書類を書き直してもらうこと。相手だって自分の落ち度であることは頭の隅では自覚しているので、引き下がってくれる可能性が大です。

 Cは、それなりに溜飲が下がるかもしれませんけど、相手が態度を硬化させるかもしれません。そうなったら余計に厄介です。いくら面倒臭くても、自分のせいにして謝るAはかなりの悪手。先輩はますますつけ上がって、長期的には被害が拡大するでしょう。

 「先に言えよ!」後輩にミスを指摘された先輩がブチギレ→二流は「謝る」…では一流は?