ウクライナと米国は24時間以内にウクライナの鉱物資源権益に関する協定に署名する見通しだ。複数のウクライナ当局者が30日、明らかにした。双方の大統領が意見を衝突させた協定を巡り、最終調整が進められている。ウクライナのデニス・シュミハリ首相はテレビインタビューで、ユリヤ・スビリデンコ第1副首相兼経済相が対面で交渉をまとめるために米首都ワシントンに向かっていると語った。協定の核心は、ウクライナと米国が均等に拠出・管理する投資基金だ。ドナルド・トランプ米大統領は鉱物資源権益を巡る協定について、これまでは米国がウクライナに提供した巨額の軍事支援を回収する方法だと位置づけていた。だが最新の協定案はウクライナに過去の軍事援助の返済を要求しない内容で、ウクライナに大きく譲歩したようだ。ただ、米国は新たな軍事支援を投資基金への拠出として計上できる。
米・ウクライナ、鉱物協定の締結間近 協議大詰め
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