ドナルド・トランプ米大統領と近い関係にあるリンゼー・グラム上院議員(共和、サウスカロライナ州)が、ロシアに新たな制裁を科し、同国から石油やガス、ウランを購入する国に大幅な関税措置を講じる計画を推し進めている。トランプ氏はウクライナ戦争終結を選挙で公約したものの、その実現に苦慮している。グラム氏は、自身が取りまとめた法案の共同提案者が60人を超えたとインタビューで述べた。これは上院でのフィリバスター(議事妨害)を乗り越えるために十分な支持が集まったことを意味する。同氏はまた、週内には共同提案者が少なくとも67人となり、大統領の拒否権を覆すのに十分な人数に達すると予想している。共同提案者は民主・共和両党の上院議員が均等に占めており、ジョン・スーン上院院内総務(共和、サウスダコタ州)など共和党幹部も含まれている。