ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)、プロパブリカ、ロイターなどが5日、ピュリツァー賞を受賞した。WSJは、実業家イーロン・マスク氏が米国で最も影響力のある人物の1人に変貌を遂げた過程を追ったシリーズ記事で、国内報道部門を受賞した。「法を超越するマスク氏(Musk Above the Law)」と題したシリーズは、同氏の薬物使用、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との秘密会議、テスラ取締役会との深い関係などを取り上げた。また、マスク氏が共和党の政治に深く入り込み、ドナルド・トランプ米大統領と強い盟友関係を築いた経緯も詳述した。プロパブリカは公益賞を受賞した。厳格な中絶法を有する州で「母体の生命」を守るための例外規定について、法に抵触することを恐れた医師らが治療を遅らせたため死亡した妊婦らに関する報道が評価された。