北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記はロシアのウラジーミル・プーチン大統領と同盟関係を深める中で、ウクライナ戦争の継続に伴う負担が増大するプーチン氏を支援するために兵士と武器を供給してきた。金氏からの最近の「贈り物」は労働者だ。労働力不足はプーチン氏を悩ませる大きな問題であり、出生率の低下に戦争が重なり状況は悪化した。西側の推計によると、戦闘で死亡したロシア人は数十万人に上り、加えて多くの国民がロシアから国外に脱出した。労働力不足は現在の150万人から2030年までに240万人に拡大する可能性があるとロシア労働省はみている。現在、北朝鮮の労働者がロシアに大量に流入している。低賃金で文句も言わずに1日12時間働く姿勢が現地の雇用主に好まれている。
金正恩氏からロシアに「贈り物」、最近は労働者
低賃金で長時間働く北朝鮮労働者はロシア企業に好まれているが、その存在は制裁違反でもある
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