株で元手50万円から資産50億円をつくった医師 兼 個人投資家がたどり着いた「人生の価値」
働きながら株で資産50億円を築いた“本当に儲かる3つの投資術”を初公開――余命宣告を受けた医師 兼 個人投資家の父が愛娘に捧げる著書『50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え』(ダイヤモンド社)。4度の手術を経て、49歳で肺と肝臓へのがん転移が判明。主治医からは「50歳は迎えられても51歳はわからない」と宣告された著者が、50万円を50億円に増やした投資法を愛娘に向けて全力指南。再現性の高い3つの投資法をマスターすれば、忙しく働きながらも「一生困らないお金」を稼げるようになる。「人生の集大成として、出し惜しみ無しで、魂を込めて書きました」(著者より)。
※本稿は『50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

余命宣告を受けた資産50億円の父…愛娘にだけ語った“お金より大切なもの”Photo: Adobe Stock

なんで金持ちになりたいんだ?

「おまえはなんで、そんなにお金持ちになりたいんだ?」
――高校生のころ、担任の先生にそういわれた。

進路は「どの学部に進めばお金持ちになれるか?」を基準に考えて、医学部を選んだ。

医師国家試験、不合格という挫折

でも、大学生のときに合格率97%の医師国家試験に、周りのみんなが合格するなか、自分だけ不合格……。

悔しくて、恥ずかしくて、株でお金を儲けて、みんなを見返してやろうと思った。

株で手に入れた「自由」

医師としての仕事はそこそこに、株で悠々自適に暮らしてやろう、と。

その思いは現実のものとなった。

20代で資産1億円を達成。

株で築いた資産は5億円、10億円、30億円と増え、いまや50億円超にまで増えている。

余命宣告と娘たちの未来

そんな49歳のとき“がんの転移”が見つかった。主治医からは「50歳は迎えられても、51歳はわからない」と余命宣告を受けた。

真っ先に頭に浮かんだのは、まだ中高生の娘たちのこと。成長を見守りたいけれど、そうもいかなそうだ。

そのことは医師である自分自身がよくわかっている。

お金よりも大切なものに気づいた今

人生でいちばん大切なことはお金ではないと、いまの僕は思う。

お金よりも大切なことはある。仕事にやりがいや生きがいを感じ、社会的に必要とされていることを感じる。

そのことが、“生きること”自体の大きなモチベーションにつながる。

それでも、お金には力がある

けれど、お金によって人生の自由度は広がり、お金によって多くの不安がなくなることも事実だ。

だからこそ、娘たちが将来、自分の力でお金を増やす方法を伝えておきたい。

資産50億円を築いた父さんの投資法を