【一発アウト】資格試験で最悪の結果を招く「絶対NG行動」とは?
働きながら3年で、9つの資格に独学合格! 大量に覚えて、絶対忘れないノウハウとは?
1年間必死に勉強したにもかかわらず、宅建試験に落ちたことをきっかけに、「自分のように勉強が苦手な人向けの方法を編み出そう」と一念発起。苦労の末に「勉強することを小分けにし、計画的に復習する」しくみ、大量記憶表を発明。そんな棚田氏の勉強メソッドをまとめた書籍、『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』の刊行を記念して、特別記事を公開します。

「友人や知人に相談する」のは絶対NG!
本日は、「今年宅建を受験する人はこれだけちょっと注意してほしい」というテーマでお話しします。さっそくですが、こんなお便りをいただきました。
「昨年の受験は母親のみに話しましたが、今年は、仲が良いと思っていた職場の方に話したら、批判やダメ出しがすごかったです。自分より何かに挑戦する人が嫌なのでしょうか。受験を人に話してはいけない理由が身をもってわかりました」
「受験を思い立ったら自分を追い込むために同僚や友達に宣言した方がいい」とアドバイスする人もいますが、私は反対です。
周囲に公言して自分を追い込む方法もありますが、自滅する人も多いです。調子がよい時はいいのですが、ネガティブな時は周りのプレッシャーがすごくなります。最終的に「仕事が忙しくなったから来年にする」という言い訳とともに、受験をやめてしまうケースが多いです。
私自身、受験の時は妻以外には一切話しませんでした。周りから変なプレッシャーを感じず、「合格した時にみんながどんなリアクションをするんだろう」と楽しみにしていました。
9割の人は、あなたの成功を望んでいない
それからもう1つ。こちらの方が重要です。他人に相談するのはリスクでしかありません。
不安だから周りに相談したくなりますが、相談は家族だけに限定してください。なぜなら、ほとんどの人はあなたが成功することを望んでいないからです。
実は、友達や同僚も、あなたが資格を取ってスキルアップしていくことを心からは望んでいません。例えば「そんなの大変だからやめときなよ」「その資格あまり使えないらしいよ」などと言って、足を引っ張ろうとしてきます。
挑戦することが大切。でも相談すると挑戦しようとする気持ちが阻害されるリスクが高くなるんです。家族は利害が一致しているので例外ですが、それ以外はおすすめしません。
「不動産業界の知り合いに相談しよう」と思う人もいるかもしれません。しないほうがいいです。挑戦したいなら挑戦すればいいんです。意見を聞きたいとか背中押してもらいたいなんて思わないでください。自分でやってください。
誰かがステップアップしていこうとすると、同僚や友達がネガティブな情報を与えてきます。「宅建試験って難しいよ」「勉強と仕事の両立は簡単じゃないよ」とか。親切心もあるかもしれませんが、基本的にはあなたが抜け駆けすることを嫌がっているんです。
宅建を取ってしまったら、昇進したりポジションが上がったりする可能性があります。そうなると「ちょっと待って、それやめてほしいな」と。でも「やめて」と言えないから「難しいよ」とかいろいろ言ってくるわけです。
言っていいのは家族だけ
繰り返しますが、相談することにはメリットはありません。挑戦したければ黙って挑戦してください。これは私からのアドバイスです。
言っていいのは家族だけ。家族は利害一致しているのでいいですが、プレッシャーになるなら言わなくてもいい。どんなに仲良くても言わない方がいいです。
せっかく「今年宅建挑戦しよう」と思ったのであればやればいいんです。相談しない。背中押してもらおうと思わない。自分で自分の背中を押してください。自分で自分の背中を押すものです。
(本原稿は『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』の著者による寄稿です)