イスラエル軍が今月ガザを空爆し、イスラム組織ハマスの指導者ムハンマド・シンワル氏が死亡した件で、空爆が同組織の最高幹部による会合を直撃していたことが分かった。ハマスや中東当局者らが明らかにした。攻撃によりハマスは複数の重要幹部を失い、指導部は空白状態に陥っているという。空爆で死亡したシンワル氏は、その数日後にひそかに埋葬された。また当局者らによれば、ラファ旅団の司令官であるムハンマド・シャバナ氏などの最高幹部らも攻撃により死亡している。ハマス幹部らはガザ南部のハンユニスにある地下トンネル内に集まり、イスラエルとの停戦協議への対応などを話し合っていた際に攻撃を受けた。会合は戦時下におけるハマスの安全規定に反して開催され、結果的にイスラエルが複数の重要標的を一度に攻撃する機会を与えることになった。