米厚生省の公民権局は22日、コロンビア大学がユダヤ教徒の学生に対するクラスメートからの嫌がらせを無視し、連邦公民権法に違反したことが調査で明らかになったと述べた。同局は2023年10月7日にイスラム組織ハマスがイスラエルを攻撃して以降、コロンビア大学が「ユダヤ人学生に対する学生間のハラスメントに対し、意図的に関心を示さなかった」と指摘した。公民局はまた、大学側はナチスドイツのシンボルであるかぎ十字の落書きなどを含む破壊行為に関し、調査や処罰を行わなかったとも言及。さらに抗議活動に関する規則を執行せず、ユダヤ人学生からの苦情を受けても同大学の方針とは異なる対応を行い、反ユダヤ主義に対抗する方法も昨夏まで確立しなかったとしている。
コロンビア大が学生の公民権侵害、米政府判断
有料会員限定
あなたにおすすめ