「この本のおかげで出世できた」「チームのパフォーマンスが上がった」
そんな感想が届いているのが、安藤広大氏の著書『リーダーの仮面』『数値化の鬼』『とにかく仕組み化』『パーフェクトな意思決定』シリーズ四部作だ。これまで4400社以上の導入実績があるマネジメント法「識学」をもとに、ビジネスの現場で「一生活躍し続けられる」メソッドや思考法を授ける本シリーズは、さまざまな業界から圧倒的な支持を集めている。今回は、全ビジネスパーソンに必須の「リーダーシップ」のあり方を指南する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)

35歳からハッキリと決まる「こいつ出世するな」と思われる人の特徴・ベスト1Photo: Adobe Stock

30代後半から、評価が分かれ始める

 35歳を過ぎる頃、同じようにスタートした同期でも、

「出世街道を走っている人」「停滞している人」

 にハッキリと分かれ始めます。

 その分かれ道になる特徴――それが、自分を客観視できるかです。

「自分のダメさ」を直視できるかどうか

 出世する人は、自分に対して冷静です。
 できていないところを直視し、恥をかくことを恐れず、素直に修正できる力を持っています。

 一方、伸び悩む人は、「自分はやれている」と思い込み、他責思考に陥ります

「素直さ」は年齢とともに減っていく

 若いうちは誰でも吸収しようとしますが、年齢を重ねるとプライドが邪魔をします。
 そのときに、「まだ伸びたい」と思えるか、「もう十分だ」と思うかが、キャリアを分けます。

客観視できる人は、上司から見て「扱いやすい」

 自分の弱点を把握し、改善に動ける人は、育てやすく、任せやすい存在になります。

 それはつまり、「もっと上に行かせよう」という判断にも直結するのです。

出世の決め手は、“内省力”

 どれだけ勉強しても、どれだけ働いても、「自分を省みる習慣」がなければ成長は止まります。

 35歳からは、「自分に厳しく、冷静でいられるか」が、出世するか否かを決める最大の要因になるのです。

(本稿は、リーダーの仮面の著者・安藤広大氏が書き下ろしたものです)

安藤広大(あんどう・こうだい)
株式会社識学 代表取締役社長
1979年、大阪府生まれ。2002年、早稲田大学を卒業後、NTTドコモ、ジェイコムホールディングス、ジェイコム取締役営業副本部長を経験。プレイングマネジャーとして「成長しないチームの問題」に直面し悩んでいたときに「識学」に出合い、2013年に独立。多くの企業の業績アップに貢献した。2015年、株式会社識学を設立。わずか4年足らずで上場を果たし、これまで9年間で約4400社に識学メソッドが導入されている。著書にシリーズ累計150万部を突破した『リーダーの仮面』『数値化の鬼』『とにかく仕組み化』(ダイヤモンド社)がある。『パーフェクトな意思決定』はシリーズ最新刊。