ドナルド・トランプ米大統領は25日、欧州連合(EU)に対する関税発動を7月9日まで延期すると明らかにした。同氏はEU加盟27カ国に対し、6月1日から50%の関税を課すことも辞さない姿勢を示していたが、猶予を与えた格好となる。トランプ氏はソーシャルメディアへの投稿で、EUの執行機関である欧州委員会(EC)のウルズラ・フォンデアライエン委員長から電話があり、延期を求められたと述べた。これに対し、「そうすることを光栄に思う」と書き込んだ。またトランプ氏は記者団に対し、「彼女は、われわれが早急に会合を持ち、何か解決策を見い出せるか検討すると述べた」と語った。