そんな不快なものを見るくらいなら、まだ毒にも薬にもならない通販番組のほうがいい。
だから最近は、テレビをつけていても、見ていないことが多い。
イヤホンで穏やかな音楽を聴いている。
YouTubeで風景だけの動画を流している。
血圧の高さが気になり
新たな習慣をスタート
半年ぶりに歩いた。
血圧はそれほど高いわけではないが、歩いて悪いことはない。
塩分を多く摂らないよう注意をしているのに、腎臓の働きに関係するクレアチニン(CRE)値が、1.40から1.49にまで増えた(正常値は0.61~1.08)。
しかし、なんの自覚症状もないのである。
どうやら値が2.0とか3.0にならないと自覚症状はないらしく、貧血や倦怠(けんたい)感といった症状が出てきたときにはもう遅いという。
行きつくところは人工透析だ。
この値が増えたのは、この半年間歩いていなかったことも影響しているかもしれないと思い、9月下旬に暑さが落ち着いた頃、再開した。初日は6430歩。
その晩の血圧は覿面(てきめん)下がった。
今後のCRE値は、2カ月先の採血結果を待つしかない。
これからは平日は歩くつもりである。目安はなんの根拠もないが、1万歩だ。
もうすこし、自分の体のことを考えたほうがいいなと思う。
寝覚めがよくない。
起きるやいなや、「おーし、今日も調子がいいぞ」と、いきなり元気満々の老人はいるのだろうか。
まあ、いるのだろうが、わたしの場合はどんよりしている。
80歳のボディビルダーのニュースを見た。写真も見たが、羨ましくはない。
髪を青色に染め、ヘソを出して、老爺と歩いている老婆を見た。いろいろな老人がいるものである。
わたしは、といえば、洗面所でうがいをし、鏡で老けた自分の顔を見ると、「なんだこれは」と思い、「クアー、また1日か」と、もうくたびれているのだ。
しかし1時間も経つと、気分が変わってくる。
リュックの中身を整え、着替える。
歩くにしろ自転車に乗るにしろ、ここまでくれば、気力は多少充実している。
さて、どこへ行こうか。