人の成功を素直に喜べない。
38歳男性の苦悩
心あたりがある人は、一度周囲を遮断してみるといい。1日のうちのほんの半分でもいい。たった1日、つき合いが悪くなっても友達はいなくならない。
そしていち早く「遮断しても問題にならない」ことを体感してほしい。周囲は「返信がないけど、きっと忙しいのね」、あるいは「多少きままなところがあるみたいね」で済ませてくれていることが多い。
「いつも真っ先にフェイスブックを見ているし、最近あいつはつき合いが悪いと思われるのがすごくイヤ。後ろ髪を引かれる気分だ」
このような思考回路になってしまう人は「いい人」といわれる人に多い。しかし世の中の忙しい人や効率重視の人にとっては当たり前のことである。
ある通信系の会社に勤める男性Kさん(38歳)。彼もまたいつも他人と自分を比べる癖を持っていた。学歴、出世、身につけるもの、知識、すべてにおいて常に「小競り合い」に一喜一憂するタイプだった。
もともと彼は、友人の成功や挑戦にも素直に喜んだり、応援できないという特徴を持っていた。